【基本編】お好みのビアスタイルを見つけるには
ボトルショップやビアバーに行っても、たくさんの種類のクラフトビールがありすぎて、どれを選べば良いか分からない!ということは多々あるかと思います。
ここに簡単なガイドを書きたいと思います。
ポイントは、ビールの色・スタイル・アルコール度数。
・ビールの色
基本的に淡色(ホワイト〜ゴールド)のものはすっきりしていて飲みやすい傾向。反対に濃色(ブラウン〜ブラック)のものは、甘みやコクがあり複雑な味わいの傾向。
・スタイル
1. ラガー系(ピルスナー・ヘレスなど) シンプルな味わいで、ごくッと喉を潤したい時やお食事と一緒にグイグイ飲みたい時に最適。どんなお料理ともよく合います。
2. エール系(淡色。ペールエールやIPAなど) ホップを感じたい時には、アメリカンなペールエールやIPAをチョイス。クラフトビールの王道的な味わい。味のキャラクターが強いので、和食よりは洋食やエスニック料理に合う傾向。
3. セゾン系 甘みの少ないドライな飲み口が特徴。ラガーよりは酵母由来のフルーティな香りもありつつ、すっきりした飲み口なので、一杯目にゴクゴク飲むもよし。お食事とゆっくり味わうのもよし。
4. サワー系 乳酸発酵による酸味が特徴で、アルコール度数は比較的軽めのものが多い。酸っぱくてスッキリしているので、暑い日や口の中をさっぱりと洗い流したい時などには◎。エスニック料理などとの相性もよし。
5. ダーク系 濃色で、麦芽由来のコクや甘みが感じられ、複雑な味わいも楽しめるものが多い。うまく食事に合わせるとどハマりすることもあるが、単体で食後酒的にゆっくりと楽しむ方がよいものもある。
・アルコール度数
4%~5%のライトなものは、昼呑みやゴクゴク飲むのに最適。味わい的にもライトなものが多い。
6~7%のものは味わいも飲みごたえもしっかりしたものが多く、パンチの効いた味わいが欲しい時に。
8%~10%のものはハイアルコールと呼ばれ、ゴクゴク飲んでは酩酊してしまうので注意が必要。ゆっくりと楽しみたい時に。
といった具合でして、
すっきりライトにキメたい時に、アルコール8%で濃いめの色合いのIPAを飲んでしまうと、アレっ重すぎるぞ!となってしまいますし、反対に、パンチのある味わいを求めるときに、正統派のラガーやセゾンを飲んでしまうと物足りなくって肩透かしを喰らってしまいます。
季節や飲むシチュエーションにぴったりハマったビールに当たると、とても美味しくハッピーな気分になれますね。
ただし、必ずしも上述のようなセオリーにハマらないビールもあるところが、クラフトビールの面白さでもあります。
気になったものはどんどんトライして、ぜひたくさんの種類を楽しんでください。
次第にお好みのスタイルや銘柄が定まってくるはずです!